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「グループ化」とは、複数のパス、オブジェクトを一つのオブジェクトとしてまとめ、そのグループ単位で、移動、変形、拡大・縮小、消去などの操作が出来るようにする機能です。
「長方形」「星型」「テキスト」をグループ化した例です(右図)。
グループ化されたオブジェクトは、グループ単位で一括編集が出来ます。
右の図では、グループ化して後、リフレクト(傾斜)させた例です。
※ 作品は、数多くのパス・オブジェクトの集合です(下右図)。
特に、左図のように、細かなオブジェクトが数多く、しかも近接していて、前後に配置されている場合、意図するオブジェクトを、「複数オブジェクトの選択(Shiftキー併用)」によって、過不足無く(不要なものを含めず、必要なものを全て残らず)選択するのは、中々難しいものです。
この場合、1まとまりのオブジェクトごとに、グループ化しておくことで、選択を容易にします。
グループ化されているオブジェクトは、その一部をクリックすることで、グループ内全て、一括選択することが出来ます。
グループは、ネスト(入れ子式)して、階層化することが出来ます。
※ グループ選択ツールについて、下記参照
「グループ選択ツール」は、グループ化されたオブジェクト群の中で、そのグループを解除することなく、クリックしたパス、オブジェクトだけを選択できます(その点は「ダイレクト選択ツール」と共通です)。
グループが階層化・重層化されている場合、「グループ選択ツール」で一つのオブジェクトをクリックして行くと、順次上の階層のグループが選択されて行きます。
それにより、意図するレベルのグループ階層を、簡単に選択することが出来、操作の対象にすることが出来ます。