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(図の粒子は拡大スキャンによる網点)
円形グラデーションと線形グラデーションを同時に設定は出来ません。
そこで目玉の前面に、バージョン9から搭載された不透明マスク(参考-不透明マスク)を配置し、上下の陰影を表現しました。
目の周りの膨らみ、へこみ等を描きます。
※、これは私の感想ですが実はこの絵の目は、必ずしも写実的とは言えない様な気がします。
やや戯画的と言うか…、しかしなるべくそれに忠実に描きたいと思います。
なおこの絵に限らず、目の表情は非常に大切ですが、特にこのビーナスの「モノ憂い」感じを出す為には目と、次に描く口の表情は大切です。
作業が進むにつれ、細部を訂正する必要も出て来るでしょう。
上下唇を閉じた線は、唇のグラデーションメッシュで表現することも有るのですが、今回、中央で上下に分割し、上下の唇をそれぞれ独立に二つのオブジェクトとしました。
(右図はメッシュラインを設定した段階、下はそこにカラー設定したところ)
※ビーナスの顔の表情を出す上で、口は重要です。
ポイントは、上唇の中央を下に少し尖らせることのようです。
ここまでの描画経過です。
※、メッシュに対するカラー設定を説明するのは中々難しい。
メッシュ化するパスの形、アンカーポイントの位置等により、メッシュラインの引かれ方がその都度違うし、他のツールの様に数値で設定することが難しいからです。
等を参照して、数をこなして下さい。
鼻の下の窪み(人中と言うんですって)を描きます。
※ この人間に特有な「人中」の存在が、ヒトの進化の起源を探る上での「アクア説」の一つの根拠になっているんだそうですよ。
特に問題となることは無いと思います。