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Illustratorのマスコットガール「ボッティチェリのビーナス」を素材に、実際にグラデーションメッシュの実習をして見ましょう。
グラデーションメッシュ機能は、バージョン8からの搭載ですから少なくとも8以上が必要です。ここではバージョン9(英語版)で進めます。
イメージスキャナをお持ちの方は、下絵として、左図のように画集等からIllustratorに取り込んで下さい。
スキャナがない方の為に、サンプルを用意しておきました。
画質もやや荒く、なおかつダウンロードに時間が掛かりますが、ご利用下さい。
表示された画像上で、右クリック→「名前を付けて画像を保存」で取り込んで下さい。
カラーパレット上で、カラーモードをCMYKに設定します。
CMYKは、プリンタ等印刷用のカラーモードです。
A3サイズでプリントアウトしても鑑賞に堪える程度には仕上げましょう。
ガイドを引きますので、それに先立って「定規」を表示しておきます。
「画面」メニューから「定規を表示」を選択。
アートボードのサイズ等を設定します。
Illustrator等、ベクトルグラフィックは、画像サイズにそれ程気を使う必要は有りません。拡大・縮小しても画質が荒れる、と言うことが無いからです。
只、取り込むサンプル画像は、ビットマップ(JPEG)です。あまり大きな拡大には耐えられません。
とりあえずA4サイズで設定しておけば良いでしょう。
「ファイル」メニュー「新規」で開く際、或いは開いた後「書類設定」でA4に設定しておきましょう。
取り込んだサンプル画像のレイヤーを「テンプレート」化しておきましょう。
レイヤーをWクリックすることで表示される「レイヤーオプション」ダイアログボックスで、テンプレートをオンにします。
それで通常そのレイヤーはロックされ、不用意な変更を免れます。
但し、「配置画像の表示濃度」は100%にしておきます。
これで準備が出来ました。