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スライスとは、一枚の画像を幾つかに分割し、それぞれを独立したファイルとして書き出す機能です。
※ 「スライス」とは元々、薄切り、切片と言うような意味です。
ブラウザで表示する際には元のように一枚の画像として表示します。
Illustratorではバージョン9以降、スライスについての様々な設定機能が搭載されています。
等など。
私の個人的な感覚から言うと、現在一番重視されている目的は、2番目でしょう。 ここでも、主にそのスジに沿っての記述です。
下図のように、写真を背景に、Illustratorで描いたオブジェクト(基本は線画)とテキストが配置されている画像が有ったとして、これをWeb表示用に保存・書き出しをする場合を考えます。
理想は画像全体を最高画質で書き出すことですが、当然ファイルサイズが大きくなり表示も重くなります。
又、写真などの連続的な自然画像と、Illustratorで作製したオブジェクトでは、表示に最適な画像形式が、本来は異なります。
スライスをすることで、領域ごとに画像を分割し、それぞれに最適な設定を行うことが出来ます。
Illustratorでスライスを作成する方法は4つ有ります。
以下具体的に手順を述べてみます。
あくまでも一つの例として見て下さい。
※ 最初に画像全体をスライス定義しておくことで、その後の「ユーザ定義スライス(後述)」以外の領域に、一括「最適化」設定しておくことが出来る訳です。
(※ スライス結果は、下図)
※ スライスは、 ユーザが定義した領域だけを、つまりカッターナイフで紙の真ん中を切り抜く様な訳には行きません。
ユーザ定義スライスラインに沿って、画像のフチまでスライスされます。ハサミで紙のフチから切り込んで行き、目的の領域を切り抜くのと同じ考えです。
これにより作成されるスライス領域を「自動スライス」と言う訳です。
スライスごとにオプション設定が出来ます。
「オブジェクト→スライス→スライスオプション」
ここで、スライス切片に、他の画像、ページなどへのリンク設定などが出来ます。
画像をスライスし、スライス領域に必要なオプション設定したら、Web用に書き出し・保存します。
ここでスライス領域を個別にクリック・選択し、画像に合わせ、「最適化」が出来ます。
「最適化」の後、画像を「保存(保存ボタン)」しますが、通常の画像の保存とやや勝手が違います。
※ 画像或いはHTMLの両方を保存するか、片方だけ保存するかなど、保存ダイアログのオプションで選択することが出来ます。
imagesフォルダの内容です(一部)。
スライスされた部分ごとに、画像が分割、自動的にファイル名が付けられて保存されていることが分かります。
HTMLファイルを表示したものです。
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※ 表示がおかしいのですが原因が分かりません。
そのうちに直します。