クリックしてウインドウを開き、必要に応じてウインドウ幅を調節して閲覧してください。
「ブレンド適用の素材として、ストラディバリの「シャポネー」を描いてみました。
とは言ってもIllustratorでは、フォルムのトレースは出来ても、年月を経て味の出た表面板や、ニスの感じ等、魅力的な質感を 出すことは出来ませんでした(少なくとも私には)。
この辺はPhotoShop等、ペイント系の出番かも知れません。
同時に、画面表示の制約も有ります。
表面板の年輪等、もっと細い線の表示が欲しいと思いましたし、弦も同じく、もっと細く且つクリアな線の表現が欲しいところです。
ヴァイオリンの経年変化を、いくらかでも表現しようと思い、ボディの縁の線(きっと名前が有るんでしょうね)をぼかすことにしました。(下図)
前回作成した「ブレンドオブジェクト-ボディの膨らみ」を反転コピーしボディの両側に配置します。
中央の黒い「指板}の膨らみも「ブレンド」で作ります。
図では分かり難いのですが、
「 明るい線→黒い線→明るい線」の順に「ブレンド」を掛けて行きます。
ボディ全体の陰影、膨らみの「ブレンド」ライン(左図)と、その結果(右図)を表示しておきます。
但し、これは光の加減や、描く人によって違って来ます。 あくまで一例です。
表面板(松)の年輪を表現します。ここでも「ブレンド」を使います。
両端に細い線を配置し、其の間に「ブレンド」を掛け、 同じ線を多数配置します(左図) 。
できた線の「ブレンドオブジェクト」を、ボディの縁線で「マスク」します。
設定後(右図)
付属部品を描き加えて、完成です(ページトップ)