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配置画像の背景を透明化-2

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「Photoshop等、ビットマップ画像ソフトで必要な画像を切り抜きIllustratorに配置した所、画像の周囲に四角形の白い背景が残る」と言う問題は、掲示板でも繰り返し持ち出されて来ました。 これに対し従来は、「Photo shop側で、クリッピングパスの処理をしてから、Illustrator側に配置する必要が有る」と回答されてきました。こちら参照。

しかし、Illustratorのバージョンによっては、 その「クリッピングパス」処理をしなくても、背景の透明を保った状態で、Illustratorに配置できるとの情報がありました。

「クリッピングパスを使わなくても、 Photoshopで透明にしたい部分の背景を透明にして「Photoshop形式」で保存したファイルを Illustratorの9以降のバージョンに配置すると、透明部分はIllustratorでも透明になるのですね。
Photoshopはバージョン6を使用。6以前のバージョンでは確認していません。
Illustrator 8では四角の背景が白く表示されます(掲示板NO-5089 あぷらいと氏) 」

これは、Illustratorのバージョン9から、ビットマップの扱いが格段に向上し、高度なレベルでPhoto shopとの互換が取れることになったことが要因と思われます。
と言うことで、検証とあわせその手順を掲載します。


■ 画像背景の透明化(クリッピングパスによらない方法)V-9以降

■Photo shop形式で、そのまま保存

Illustrator/イラストレーター講座 クリッピングパス

Photo shop側での選択手法は、前ページ(クリッピングパス)と同じです。

Illustrator/イラストレーター講座 クリッピングパス

選択範囲以外を透明化します。

  1. 選択範囲を「カット、或いはコピー」
  2. 新規画面に「ペースト」(新規画面(初期表示内容)は背景を「透明」に)

画像ファイルをそのまま普通に「Photo shop形式」で保存。

■Illustrator側で「配置」

Illustrator/イラストレーター講座 クリッピングパス

バージョン9以降のIllustrator側に配置します。

  1. 「ファイル→配置」で、上記保存ファイルを配置する。
  2. 背景が透明を保った状態で、Illustrator上に配置される。

クリッピングパス

クリッピングマスク

こちらも参照